千値練 METAMOR-FORCEと一緒についつい1-Click注文をしてしまったのが、これ、クラシックオプティマス プライムでした。ロボットモード時は映画版っぽいスタイルなのに、ビークル時はG1っぽいって、”なんじゃこら!”と、インコ先生の好奇心と探究心の高まりに財布の紐が打ち負かされてしまったわけです。
ファーストインプレッション
で、届いたパッケージを読んでみると、合点が行きました。どうやら、アメリカの人が考えてくれた映画版のifストーリーみたいで、※ロストエイジでは実際に登場するのですね、、、知らなくてごめんさい! 要約すると、”エイリアンとの戦いが激しくなってきたので顔バレしまくっているこれまでの形態からちょっと姿を変えることで、こっそりばれないように戦えるようにしたぜ!”的な事だそうです。
なので、ロボットモード時はだいたいおんなじ感じなのに、ビークル形態はかなり違った形態にしているんですね、ふむふむ、、、ってなんじゃそりゃ!!!いや、まぁこんなとんでも設定でもなんでもいいんです。※とんでも設定でも何でもなく本設定でした、、、 結果的にかなり良いものに仕上がっていますからね。ちなみに設計はハスブロ社、ベトナム製です。それをタカラトミーさんがリペイントして販売されています。
うん、何をどこからどう見ても同じコンボイには見えないですね。でもこれが変形するとがらっと変わるのだから、トランスフォーマーは奥が深いです。ではここから変形プロセスに!
ビークルモードへの変形
- つま先を背伸びするように一旦伸ばして脛の中央で回転させると、
- クランク構造で足がフラットに折りたたまれます。Wow!
- 閉じてロックすればもうトレーラーの連結部分に!
- 上半身を90度起こします。
インコ先生がまず最初に驚いたのはこの部分。非常に少ないプロセスであっという間にポジション・形状を変化させています。千値練 METAMOR-FORCE ダンクーガのビッグモスの変形レビューでもありましたが最近変形でクランク構造って流行りなんでしょうか?
- 胸パーツを開き、更に腹部のパーツを跳ね上げます。
- ボディ側面のパネルを少し開き、
- ボディ上面の首周りのパネルを展開、また腹部パーツと一体化されている首の基部も跳ね上げておきます。
- 腕部全体を背中側(写真では前方)にポジション移動し、少し肘を曲げておきます。
ここまでは次からのドンデン返しのための下準備です。
ボディが前後左右すべてどんでん返しで裏返る感じです!
- ボディ側面のパネルを下方向に倒しつつ、Wow!!
- 腕部全体を上方向に回転させながら定位置まで移動させます。Wow!!
- 倒していたボディ上部パーツはそのままフロンフェンダーになり、
- 下腕部を倒して屋根にし、
- 首基部、腹部パーツを手前にくるりと180度倒すと、、、
分割線とか、ちょっとパーツがずれているのはご愛嬌として、かなりG1の雰囲気を持っています。
MP10と比較してみましょう。
それでは再度ロボットモードに戻ります。
クラシック オプティマス アクション!
肩、股関節、膝、足首等にクリック関節が仕込まれており、ボディ自体の軽さも相まって関節の渋み、保持力は抜群です。ガシガシ遊べますね。
MP10では難しい遊び方として、3mm軸で色々とポーズを取らせることができます。
まとめ
勝手ながら、インコ先生がいつも意識している、変形トイのKPIとして以下の3つがあります。
- Simplicity&Intuitive: 変形プロセスがシンプルかつ直感的なものか?
- Stress Free: 各形態においてロック機構、関節強度がしっかりしており、ポロリ等もなく、ストレスなく遊べるか?
- Wow! Experience: 上記2つをスポイルせず、いままで経験したことないような”Wow”な変形機構を備えているか?
今回のトランスフォーマー ムービー AD02 クラシック オプティマス プライム、各々5段階で評価すると、
Simplicity&Intuitive: 4点
→とにかく素晴らしい。シンプルかつ直感的にガシガシ変形できます。。。が、変形のための変形、例えば、肘にフロントガラスが張り付いていたり、説得力のある変形機構という点では違和感というか、すんなり消化できない部分も確かにありました。心情的には満点あげたいのですけどね。
Stress Free: 5点
→文句なし。とにかくガシガシ、何度でも変形させたくなりますし、ストレスなんか一切ありません。関節、各パーツの保持力も抜群です。
Wow! Experience:5点
→インコ先生は正直、これまで、”いや、コンボイはMP10でしょ!”とタカをくくっていたのがこんなに簡単に覆されるとは思いもよりませんでした。小さなボディに、少ない手数で、クランクやどんでん返しを活用し、ムービースタイルからG1スタイルという対極にあるような形態に変形させるハスブロの設計力にとにかく”Wow!”でした。個鳥的にはこのコンセプトでタカラトミーさんにマスターピース化してもらい、ぜひ満点作品を生み出して欲しいですね。
以上、トランスフォーマー ムービー AD02 クラシック-オプティマス-プライム レビュー でした。
MP-10 コンボイver 2.0のレビューもよろしければ御覧ください。