8月10日、ついにファイブスター物語13巻が発売されます。ファンとしては激動、動乱の中の13巻、それでなくても単行本の再編集版を売るためにリブートキャンペーンなるものを打ち出し永野信者を奈落の底に突き落としたにもかかわらず、MH→GTMへの大改変が行われた世界で連載再開というまさにリブートの重ねがけ!
でもいいんです。インコ先生は納得しています。で、L.E.Dミラージュです。
原型製作は谷明さんで、ウェーブさんが製作とのです。全高わずか13.5センチには見えないですよね。これが”天才”谷明さんたる所以だと思います。あとフィニッシュが素晴らしい。メッキ塗装のスパイドに本体が写り込んでいるのが見えますでしょうか?2013年4月頃に発送されたものだと記憶していますが、全く劣化もせず、むしろその輝きを増しているような気がします(それこそGTMへの大改変がおこなわれた現在ではなおさら)。
ちなみこのフィギュア、プロの方が一つ一つ、組み立てからフィニッシュまで工程を行っているらしく、パーツのポジションとかが微妙にずれていることがありますが、実際、固定フィギュアとしての性能を阻害しているものでは決してないので、手作業ゆえの味だと思っています。
MH特有の赤い目玉や関節部の機構、背骨等が妥協せずに造形されています。極めつけは右隅のアンクルガードとかかとのディテール。アンクルガードの断面はわずか3ミリほどですが、設定通りのモールドが彫り込まれており、かかとに至っては幅わずか1センチの間にこれでもかとモールディングが入っています。ちなみに白色の装甲はよく見ると半透明感のあるパール塗装になっています。おそらくベースは透明レジンでしょうね。暁姫や彗王丸で見られた手法です。。。というか、LEDミラージュB4デストニアス 暁姫、GTM世界ではどうなるのでしょうか???
装備品もスパイドとヴェイルという最小限のものながら、その品質は抜かりありません。特にスパイドのメッキ塗装の鮮やかさ、反射具合、極小のミラージュマークは素晴らしい。まさしくフィニッシャーさんの手作業じゃないと絶対に再現できないレベルです。
ご存じの方も多いかとは思いますが、当時のリブートキャンペーン、いろいろと物議を醸したものでした。購入するには3万5千円かかるという告知が後出しジャンケンだったり、思ったより応募が多くて製作が間に合わず発送時期が大幅に遅れたり。。。
その上、単行本リブートキャンペーンのあとのMH→GTM世界改変リブートです。。。まともな神経をもった霊長類ヒト科はついていくのが難しいかもしれません。でもインコ先生は鳥類オウム科のとりなので、大丈夫。杉下右京さんみたいに細かいことが気になりません。むしろ永野さんのデザインが同じ作品で2パターン見れると思えばこれもなんとも贅沢だと思いませんか?完結しないかもしれないし、デザインもまた変わるかもしれない、でもインコ先生はこれからも変わらずFSSファンで行きますよ!!
以上、ファイブスター物語 13巻 発刊記念 リブート LEDミラージュ フィギュア GTMもいいけどMHもね!レビューでした。