出張から帰ってきたら、おおきな3つの箱がドンとおかれていました、、Perfect Efectのレオニダス、MGアメイジングレッドウォーリア、そしてこのVF-0A。
嬉しい悲鳴ではあるのですが、はてさて、どれから手を付けるか考えてみたところ、
- レオニダスは予想外の出来の良さでかなりレビューが長くなりそう
- MGレッドウォーリアは素組からまたばらして塗装するのは面倒だし、でも湿気が多くてあまり今は塗装したくないし、、、
という、いつものインコ先生のヘタレ炸裂の結果、安心・安定のVF-0Aのレビューから着手することにしました。
以前やまとから発売されていたVF-0Aと比較するとかなり明るめの色味です。あんまり明るくし過ぎると背景とかぶるので影を作るためにブラックフェードを入れたくらいです。より現行の航空機っぽさが生まれている気がします。
背面から見てみるとそのパーツ配置の合理性、無駄の無さに今さながら感心してしまいます。トムキャットの設計者もまさかF14が日本でこんな活用をされるなんて夢にも思わなかったでしょうね。まだ生きていたら、河森さんと対談とかして欲しいです。
Vf-0Dと違い、単座式なのでアルカディアお得意のシート回転ギミックがVF-0Aにも搭載!まぁ、正直変形させるときにはちょいちょい忘れがちな部分なのですが、回転させてもちゃんとキャノピーも閉じますし、スペース的にも無理矢理感のない自然な機構になっていますので、ここはポイントアップですね!!
そんでもってフル装備でなのですが、少しだけでも墨入れしたら超絶かっこよくなると思うんですよね、今回のVF-0A。細かいモールドも結構入っているし何よりこのフラットな色味が”汚してください!!”とささやいているようで。。。でもヘタレのインコ先生には無理です。いつか3万円のトイにもためらわず墨入できるようなオスになりたいです。
手無しガウォーク、、、だれかこの形態の名前を教えて下さい。
やまと製のVF-0の時よりも少し胸幅というか、肩幅のバランスもよくなってより設定画に近いイメージになっていると思います。また成型色だけでなく微妙な色分けもされていて、
脚部前面は薄いホワイト・ブルーの成型色の上につや消しホワイトが塗装されており、面構成の奥行きを出しています。これがあるのと無いのでは大違い。
そして、ここはインコ先生驚いたのですが、今回のVF-0 新設計では肩連結ヒンジと胸部パーツの間にVF-1とくらべて大きな隙間が空くようになっていました。といっても少し気になるくらいで、前作VF-0Dの時にはあまり気にも止めていなかったのですが、さすがアルカディア。ヒンジを2枚重ねた多重ヒンジにしてその一枚を隙間を消すパーツにしてしまいました。ミスターK、やっぱあんた最高だぜ!!
そして、今回最も個鳥的に気になっていたのはVF-0Dの時に納得のいっていなかった背面フレームのロック問題。
うーん、写真ではかなりわかりづらいですが、VF-0Dの時はS字立ちをさせようとすると、大きなデルタ翼が足とぶつかってしまい、できなかったんですね。で、どうするかっていうと、背面のフレームのロック(機首と背中、股関節フレームを保持する最重要ロック)を外して、背中、というか羽部分をプラんと後ろにずらして、足がS字立ちのために後ろに反るスペースを作っていたわけです。まぁ、このフレーム自体、可動軸の保持力もあるので問題ないって言えばそうなんですが、”フレームのロックをはずさないとフィギュアとして不可欠のS字たちができない“という事実がかなり納得いっていなかったです。でもミスターK曰く、”これは仕様です”。。。
今回は大きなデルタ翼を背負っているわけでも無いので、ちゃんとロックをしたままS字立ちできます。ふー、よかった、よかった!!
設定上、オーバーテクノロジーを搭載したての機体でまだダウンサイジングができていなので、VF-1Sと比較してもかなり大きく映ります。ちなみに一緒に写っているVF-1Sはインコ先生が最も気に入っているVF-1です。こんなロービジカラーとかの色替えバージョンをやまと時代はたくさん発売していましたが、アルカディアでもぜひやって欲しいですね!オンライン限定販売とかでもウェルカム!!
それでは何枚かポージングをば。
あまり無い画ですよね。素直にかっこいい!
まとめ
勝手ながら、インコ先生がいつも意識している、変形トイのKPIとして以下の3つがあります。
- Simplicity&Intuitive: 変形プロセスがシンプルかつ直感的なものか?
- Stress Free: 各形態においてロック機構、関節強度がしっかりしており、ポロリ等もなく、ストレスなく遊べるか?
- Wow! Experience: 上記2つをスポイルせず、いままで経験したことないような”Wow”な変形機構を備えているか?
今回のアルカディア 1/60 完全変形 VF-0A、各々5段階で評価すると、
Simplicity&Intuitive: 5点
→素晴らしい。シンプルかつ直感的にガシガシ変形できます。さんざんマクロスシリーズを変形させてきたからかもしれませんが、安心・安定のクオリティです。
Stress Free: 5点
→保持力、渋さ、取り回しの良さ申し分なし!もう円熟の域に達していますね。
Wow! Experience:4点
→ここは良い点と悪い点が相殺しあっています。シートブロックの回転や隙間隠しの機構等、Vf-0Dの単なる基礎設計・金型流用の枠(実際ほとんどは新規金型)に留まらない新しい改善への取り組みが光る一方、背面フレームロックが基本的にVF-0Dと同じなのには正直がっかりしました。いや、確かにVF-0Aは問題なくS字立ちできます。でもそれはVF-0Aのデザイン的には問題ないというだけであって、根本的な原因の解消には至っていません。ポージングの幅を広げるには現状の背面フレームロックの設計では限界があり、機首と股関節フレームをきちっとロックしつつ背部がある程度稼働するような機構が必要ですし、ミスターKなら確実にできると思っています。うーん実は設計自体はVF-0AやVF-0Sの方が先なのかな?だったらVF-0Dでこの課題が放置されたのもなんとなくわかる気もしますが。。。なんか好き勝手いってすいません!だってやまともアルカディアも大好きなんだもん!!
以上、マクロスゼロ 完全変形 VF-0A 1/60 アルカディア レビュー でした。
実はやまとのVF-0Aは買い逃して悔しい思いをしていたので今回はちゃんとゲット出来てとても満足しています。次はVF-0A発売記念でやまとの1/2000 SDF1でもレビューしようかしら。。。