件名の通り、8年ごしの夢である完全変形 TR-6をForm2を使ってフル3Dプリントで製作します。
ここ数ヶ月というもの、メタセコに始まり、fusion 360、MOAI、Zbrush、3D-Coart等、かたっぱしから3D-CADやモデラーを試してきて、最終的に一番、求めるものに近いかなと感じたのがライノセラスです。カイゼリンの製作でメタセコをずっと使っていたのですが、やっぱり曲面や寸法の精度をあげようとすると、できないことは無いんですが、結構しんどいんですよね。。。。ライノセラスはとにかく、3次元の自由曲線から曲面の生成が強力で、デザイン画をそのままトレースするにはもってこいです。また、ポリゴンの制約から開放されてモデリングでき、fusion360ほどCADっぽい制約が無い、中庸な感じも好きです。
極力ソリッドにはせず、ラフモデリングでバランスを調整していたのですが、とりあえずこんな感じで行きます。このTR-6 というのは、そこはかとなく、うさぎっぽくてメイドっぽい、非常によく出来た唯一無二のデザインだと思います。
これから各パーツをソリッド化し、可動フレームや細部を作りこんでいきます。アセンブリはfusion 360(アイキャッチ画像のやつね)で行う予定です。今回の可動機構の目玉はカイゼリンの膝スイングフレームで実験した”ネオジムスイング機構”です。
これを腰部ドラムフレームに組み込んで、デザインを破綻させずに各ブロックを可動させます。手作業では困難な3Dプリントならではの機構ですね。メタセコってデザインナイフっぽくて、基本これ一本あればなんだかんだ作れちゃう、本当によく出来た道具です。対照的にこのTR-6で使っているライノセラスは例えるなら超音波カッター&刃先100種セット!でしょうか。使いこなせば強力ですがちゃんと道具を知らないとうまくいかないです。インコ先生も1ヶ月くらい掛かってようやくメタセコぐらいに使えるようになってきました。
カイゼリンとTR-6、多分、足は圧倒的にTR-6の方が早くなりそうです。
いや、カイゼリンもちゃんとシコシコやっているんですよ、、、ただ可動部が、、、固定モデルでまずは完成させちゃおうかな。。。